数々のヒット作品を世に送り出していることで知られる直木賞作家の石田衣良。
このページではそんな石田衣良の作品の中でも特におすすめのものを紹介していきます、
池袋ウエストゲートパーク
ドラマも大ヒットした石田衣良のデビュー作かつ代表作。
青春ハードボイルド小説。
魅力的過ぎるキャラクター達とテンポの良すぎるストーリー展開によって物語の中にグイグイと引き込まれていくこと間違いなし。
読んでみると実際に池袋の西口公園に行きたくてしょうがなくなります。
4TEEN
石田衣良の直木賞受賞作がこちら。
もう最高です。ただの青春小説では味わうことのできない感情を体験することができます。
ほんのりおかしくて、切なくてほろ苦い、そんな14歳の少年達の物語をぜひ楽しんでもらいたいです。
6TEEN
4TEENから2年後の世界を描いた続編。
16歳になった4人に再び出会うことができてとても嬉しかったです。
2年間の間に起こった様々な出来事や経験は彼らをどのように成長させたのか。
かけがえのない仲間というのは一生の財産なんだなと改めて感じました。
スローグッドバイ
切なくて儚い恋愛の物語が詰まっている短編集です。
石田衣良は恋愛小説を書くのが抜群に上手いです。
なんてことのないストーリーに、なんとなく結末も見えてくることが多いのに心を強く掴まれてしまいます。
ドラマチックな出来事が巻き起こらなくても面白い小説というのは作り出せるんだなと衝撃を受けた作品でもあります。
波のうえの魔術師
個人投資家の物語。
株や投資にまったく興味がなくてもエンタメとしてとても楽しく読むことができました。
石田衣良らしい切り口で経済界を巧みに描いています。
個人的にタイトルがすごく好きな作品のひとつでもあります。
美丘
若い男女の激しくて、それでいて切ないラブストーリーです。
自分勝手に生きる女性「美丘」。彼女の生き方や様々な想いをひしひしと感じました。切な過ぎて不覚にも涙を流してしまったのを覚えています。
言葉の選び方や巧みなストーリー展開に一切の無駄がありません。
娼年
衝撃的なタイトルに惹かれて手に取りました。
主人公の男子大学生が娼夫になっていく物語。
男性が書いたとは思えないような、繊細で女性視点の性描写もこの作品の魅力のひとつだと思います。
美丘もそうですが、性描写が多いので苦手な方も多いかもしれません。
それでも沢山の人に読んでもらいたい素晴らしい傑作です。