角田光代のおすすめ作品7選!名作だらけの直木賞作家

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小説

人間が心の奥底に抱いている欲望やエゴを表現させたら右に出るものはいないと、勝手に私が思っている作家である角田光代さん。

とにかくどんなジャンル、ストーリーを書かせても本当に上手い作家だなと感じます。

角田光代のおすすめ作品を紹介!

このページではそんな角田光代さんのおすすめ作品を紹介していきます。

これから角田光代さんの小説を読んでみたいなと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

八日目の蝉

元恋人の子供を誘拐してしまった女性の逃避行の物語。

母親になることが出来なかった一人の女の切なくて悲しいやりきれなさに胸がくるしくなります。

前半は誘拐を実行してからの逃走劇を、後半は誘拐された子どものその後が描かれています。緊迫感と息苦しさでいっぱいになります。

感想を一口で書くのが非常に難しいですが、傑作であることに間違いはないでしょう。

空中庭園

何事も包み隠さずをモットーとして、隠し事をしない約束事がある家族のひとりひとりの様子が描かれている作品です。

人間にはそれぞれ、抱えていることや隠しておきたいことがあるというのは当たり前なのですが、そういった部分を分かりやすく、巧みに描写する作者の筆力に驚かされます。

自分をさらけだすことの難しさを感じました。

さがしもの

本にまつわる物語を集めた短編集。

本っていいよなあ、読書っていいよなあ、という気持ちになります。本がストーリー上で大きな役割を担ってくるので、本が好きな人にはぜひとも読んでほしい作品です。

どの作品も作者の本に対する愛情を感じ、読後にはもっと本が読みたいなと感じます。

平凡

「もし、あのときあっちを選んでいたら…」という誰しもが思ったことがある思いをテーマにしている短編集です。

人生の岐路に立ったときに、しっかりと自分の意志で、自分で胸を張って選択できるように生きて生きたいなと改めて感じました。

それにしても、こんな作品を書ける発想力が素晴らしい。

対岸の彼女

子持ちの専業主婦が独身女性の経営する会社に採用されパートとして働き始めるところから物語が始まります。

アラサー女性の対人関係に対する悩みが詰まっているようで、とても興味深く面白かったです。

男の自分が読んでも十分に面白かったのですが、きっと女性が読むと共感の嵐で吹き飛んでしまいそうになるのではないでしょうか。

紙の月

バブル終焉後、田園都市線を舞台にした女子銀行員が横領してしまうという作品。

お金の怖さ、何かに依存してしまうことの危うさというのを身にしみて感じました。

重いテーマ、ストーリーではありますが、綺麗で読みやすい文体で語られているので、そうめんを食べるかのようにスルスルと頭の中に物語が入り込んできます。

キッドナップ・ツアー

不器用な父と娘のひと夏のお話。

2人ともお互いを必要としているけれども、それを素直に表現するのは憚られてしまう。

娘と父親の距離感というものをリアルに丁寧に描写しています。重松清の解説がまた素晴らしいです。

中学生ぐらいの年頃の子にも読んでほしい作品です。