三浦しをんのおすすめ作品10選!とにかく面白い

スポンサーリンク
小説

人間の感情の機微や心の奥底に潜む青さを切り取って表現するのが恐ろしいほどに巧みな作家である三浦しをん。

彼女の作品には大人になった私達が失いかけている情熱やエネルギーが詰まっているように思います。

このページではそんな三浦しをんの作品の中でも特にオススメのものを紹介していきます。

風が強く吹いている

三浦しをんの代表的な作品。駅伝を題材に、これでもかというくらいに青春を浴びせかけてきます。個性的なキャラクター達が織り成す青春群像劇。爽やかさと熱量たっぷりの青春小説の傑作です。

もう熱すぎて今すぐに走り出したくなること間違いなしです。ハイジさんかっこよすぎる。

まほろ駅前多田便利軒

三浦しをんの直木賞受賞作。便利屋二人組の活躍を描いたコミカルな作品。二人のキャラクターの掛け合いのテンポが良く、読んでいて非常に楽しいです。

ただのドタバタ劇ではなく、根底にはしっかりとしたテーマ。重くなりがちなテーマでもサラッと読ませるのは流石の筆力です。

舟を編む

一つの辞書が出来るまでの人間ドラマを描いた傑作。辞書を作るためにかかる膨大な時間と地道な作業。そこに携わる人たちの情熱を静かに、けれども熱量たっぷりに描写しています。

登場人物たちが皆いい人ばかりで気持ちいい。一つのものを作るのに情熱を燃やし続けられる人は本当にカッコイイと思いました。本屋大賞を受賞したのも納得の一冊です。

きみはポラリス

一味違う恋愛が描かれている短編集。様々な形の様々な恋がこの世の中には存在するということを実感させてくれます。

どこか変わっている部分があるのに、それでいて共感できるポイントをとこどころで突いてくるのがたまりません。全てが上手くいく訳ではなく、またそこがリアルで胸にジンと沁みるような作品ばかりです。

他の三浦しをん作品と比べるとかなり異質な作品。ただひたすらに暗く、皆が闇を抱えています。この世にまともな人間なんていないのかも、疑心暗鬼になってしまう。

「光」というタイトルとは裏腹に人間の暗い闇の部分を深く丁寧に描いています。全編に渡って作者の魂を感じるような傑作。

ののはな通信

女子高で出会った2人の女の子による書簡体小説。2人の手紙を通してのやり取りだけで物語が進行していきます。

中盤からの思いもよらない展開に少し戸惑いましたが、続きが気になりすぎてめちゃくちゃ熱中して呼んでしまいました。思春期の女の子の心情が上手く捉えられていると思います。

木暮荘物語

古びたアパート「小暮荘」に住んでいる個性豊かな住人達の群像劇。人間の哀愁をしっとりと、けれども湿っぽくなくサッパリと描写しています。住人達の心の葛藤、苦悩をリアルに描いており、ずっと感情移入してしまいました。心地よい読後感は最高です。

神去なあなあ日常

突然田舎町に送り込まれ、林業に携わることになった一人の青年の物語。とてつもないド田舎の村には個性豊かな村人や古くから伝わる伝統があり、青年は戸惑いながらも順応して成長していきます。圧倒的な自然の偉大さ、田舎の人たちのたくましさに心を打たれます。

あの家に暮らす四人の女

タイトル通り、ある洋館に住む4人の女性達の暮らしぶりが描かれている作品。読んでいると間中、まるで自分も一緒になって4人の生活に参加しているようで楽しくなりました。

ゆったりとして、ほのぼのとした雰囲気が非常に心地いいです。起伏の少ない平凡な日常を描いているだけでこれだけ面白いと感じさせるのは流石だなと思います。

月魚

静かで不思議な世界観に強烈に惹きつけられます。官能的だけれどイヤらしくない、絶妙なバランス感覚が素晴らしいです。本を開いた瞬間に、現実とは全く異なる世界が構築されていくのを感じます。